絶対に変色しない指輪は存在しない
絶対に変色しない結婚指輪は、ネットに探せば色々と見つかるでしょう。しかし「変色しない結婚指輪」は、現実的に存在していません。絶対にありえないのです。
変色の原因は色々とありますが、最も多く見られるのは「酸化」です。金属と酸素が結びついて発生する現象です。酸化を防ぐには、酸素がない場所に行くしか方法はありません。
プラチナやゴールドの結婚指輪は変色しない?
「プラチナやゴールドは酸化しないと聞いた」という、反論の声もあるでしょう。確かに、プラチナやゴールドは酸化しない貴金属です。反論内容は全て正しく、言い返すことは出来ません。
ただ結婚指輪に使われているプラチナやゴールドの多くは、合金仕様となっています。純度100%の状態で指輪に加工するのは、凄腕職人でも不可能です。そこで加工しやすくするために、パラジウムや銅を混ぜていきます。いわゆる「高純度」と呼ばれる素材であっても、他の金属が入れられているのです。プラチナやゴールド単体であるのなら、変色はありません。でもプラチナやゴールドの中に入っている「他の金属」が変色することは、十分にあり得る話です。
変色は予防出来る
「結婚指輪の変色は避けられないのか」と絶望するでしょうが、少し待って下さい。完全に防ぐのは確かに難しいものの、ある程度予防は出来ます。指輪を外す際には、専用のクロスで汚れを拭き取りましょう。汚れがある程度取れたら、専用のリングケースに保存して下さい。
シンプルなやり方ではありますが、意外と侮れません。シンプルな方法でも毎日続けるだけで、変色予防に繋がります。
万が一変色した場合は?
万が一結婚指輪が変色したら、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。ネットでは中性洗剤を使う方法も紹介されています。確かに中性洗剤を使う手もなくはないものの、指輪の状態によっては却って傷めることも。
確実に変色を取り除くのなら、専門業者に依頼するのが確かです。専門業者なら指輪の状態をしっかりと見て、適切に対応してくれます。購入した店に持ち込めば、基本的に無料で手掛けてくれるはずです。