結婚指輪の2つの作り方
結婚指輪の作り方には、主に2種類あります。1つは鋳造で、型に金属を流し込んで指輪を作るやり方です。細かいデザインにも対応し、仕上がりは「美しい」の一言。しかし耐久性が低く、少しでも油断をすると傷んでしまいます。
そこで注目したいのが、もう1つの作り方である「鍛造」です。金属の棒を曲げて円の形にし、文字通り「叩いて」指輪を作るやり方です。かなり頑丈な指輪になり、余程のことがない限り痛むこともないでしょう。
銃弾も跳ね返す!?鍛造の実力
「鍛造は頑丈」とはいうものの、実際の頑丈さはどんなものかは想像しにくいかと存じます。良い例になるのが刀でしょう。刀も鍛造で生み出されたもので、ものすごい頑丈。刀に銃弾を発射したものの、銃弾が真っ二つになったという、アニメみたいな話が出ているほどです。
刀と結婚指輪の作り方は違うので、一概には言えるものではありません。ただ金属を鍛えて形作る「鍛造」の頑丈さは、銃弾を跳ね返すほど。大切に扱えば、本当の意味で未来永劫使えるようになるでしょう。
鍛造のデメリット
ただし鍛造には、デメリットもあります。あまりにも頑丈過ぎるがために、後でサイズ直しが出来ないことです。対応している所もなくはないものの、対応している店の数はどうしても限られます。
ただ指輪のサイズは、外見が大きく変わるほどの体型変化がない限り、変わることはありません。「指輪のサイズが変わった」という話はよくある話ですが、多くは「むくみ」が原因です。慌ててサイズ直しする前に、様子を見るだけでも案外解決するものです。
デザインにこだわるのなら鋳造へ
細やかなデザインに向いていないのも、鍛造のデメリット。細やかなデザインに鍛造が向かない理由も、頑丈さ故のこと。もし結婚指輪のデザインにこだわりたいというのならば、鋳造の方が良いのかもしれません。
鋳造の方が良いのか鍛造の方が良いのかは、夫婦次第になります。世の中にはいろんなタイプの結婚指輪がありますので、色々と見回った上で判断するようにしましょう。